汚水処理・排水処理能力をアップさせ、余剰汚泥を削減。微生物を活性化する浄化促進剤「ミネロン」の特徴・効果

ミネロンの特徴・効果

ミネロンの特徴

金属イオンの力で微生物を活性化し、汚水処理・排水処理の効率をアップさせて余剰汚泥を減少させる、環境にやさしい浄化促進剤「ミネロン」の特徴などを紹介します。

ミネロンとは

ミネロンとは

植物の根の影響を受けている、根圏域に生息する土壌細菌や微生物の研究に端を発して、35年の歳月をかけて生まれた「ミネロン」。特許も取得している独自開発のミネロンは、強い薬品の力を借りることなく、大型特殊装置などの設置の必要もありません。金属イオンと有機酸によって微生物を活性化し汚水・排水能力を高め、余剰汚泥を減少させる効果をもった自然にやさしい浄化促進剤です。

ピックアップ

活性汚泥内の微生物は、ミネロンから供給される金属イオンと有機酸を利用して代謝機能を改善し、生体凝集剤を生成。しっかりと安定した群集態(好気性・嫌気性グラニュール)を構成し、余剰汚泥の削減に大きく貢献します。

【ミネロンの金属イオン】
カリウム・ナトリウム・カルシウム・鉄・亜鉛・銅・モリブデン・マンガン・珪素・クロム・ニッケル・コバルトなど

【ミネロンの有機酸】
トリカルボン酸など

ミネロンの6つの特徴

特徴01
微生物の発生促進・活性効果

ミネロンを使用することにより、曝気槽(微生物が有機物を分解処理する水槽)の有効菌類や微生物の発生条件を整え、その発生を促進・活性化する効果があります。

特徴02
余剰汚泥の抑制・削減

曝気槽で有効菌類や微生物の活性化が行われ、汚水処理・排水処理機能が高まるため、余剰汚泥の大幅な抑制・削減が期待できます。

特徴03
処理水質の改善

液状の浄化促進剤ミネロンは、曝気槽への順化が早く不活性汚泥を活性化。微生物の活性効果や余剰汚泥の抑制効果などとともに、処理水質の向上を図ることができます。

特徴04
エアー効率の向上

ミネロンに含まれるトリカルボン酸を主体にした有機酸が溶存酸素効率を改善し、好気性下限運転が可能。その効果によって、汚泥を解体することなく沈降性を高めることができます。

特徴05
高濃度油脂などを低分子化

ミネロンに含まれる有機酸による脱水素作用により、分解しにくい油脂や、タンパク質・糖質などの溶解性分子を円滑に低分子化し、処理水質の改善を促します。

特徴06
脱窒素処理・りん除去処理の効率上昇

細菌群の異化同化作用が円滑になり、生物活性代謝が改善。これにより、汚泥のグラニュール化を促進し窒素分解の効率を上昇させます。また、自己硝化を促進させることで汚泥細菌細胞内でのりん蓄積も促進し、りん除去にも効果的です。

ミネロンを使うことによる3つの効果
効果01コストを削減できる
余剰汚泥の発生を抑制・削減できるので、今まで依頼してきた余剰汚泥の処分費用や焼却費用などのコストダウンを図ることができます。
効果02環境にやさしい
余剰汚泥の発生を抑制・削減できることから、その焼却による二酸化炭素(CO2)の発生や埋め立て地利用を抑えることができ、微生物による処理水質向上も合わせて、自然環境に配慮した取り組みを行えます。
効果03導入コストが安価
ミネロンを使用するためには、大がかりな工事などは必要ありません。ミネロンを連続投下するためのポンプとタンクのみの設置なので、規模にもよりますが導入コストも20~30万円前後からと低価格にて導入できます。